関島寿子 かごについてのかご
2026年11月14日(土)~2027年3月22日(月・休)
前期:11月14日(土)~1月11日(月・祝)/後期:1月19日(火)~3月22日(月・休)
*会期を前期・後期に分け、展示替えを行います。
Hisako Sekijima: Baskets About Baskets
November 14, 2026-March 22, 2027
Part Ⅰ: November 14-January 11 Part Ⅱ: January 19-March 22
画像をクリックするとフライヤーの裏面をご覧いただけます。
概念を編む―
関島寿子(せきじま・ひさこ/1944~)は植物素材でバスケタリー作品を制作しています。バスケタリーとは籠を編む方法、またはその方法で作られたものを指します。しかし「かご」はかごでも、関島の作品は物を入れるための籠ではありません。素材を編む方法を編組(へんそ)ともいいますが、関島はその編組の原理に着目し、「絡める」「結ぶ」「組む」「織る」などの基本的な構築法と、植物素材が持つ多様な特性、その組み合わせによってできる造形についての思考を可視化します。疑問や仮説、そこからの発見を起点に展開する作家の思考そのものが作品であり、それを造形に変換するところに技術と見どころがあります。
1970年代後半に関島は4年間滞在したニューヨークでアメリカの工芸に出合います。そこで古来の手法を現代の表現に変える制作を目の当たりにし、テキスタイルアートとしてかごを捉える視点を得ました。そして帰国後、日本の民具を入り口に洋の東西を問わず編組による古い道具を見直し、先行する研究に学びながら、普遍的な観点で編組を捉えて思考を展開する制作スタイルを確立していきます。
分析的な関島の作品には、考えることの愉しさや発見に伴う感動が満ちています。本展では、1980年代から最新作までを通し、関島寿子の編組造形における思考と実践を追います。
主な展示作品
-
「空間の合奏 Ⅱ/Interacted Void Ⅱ」
2003年 h20.0cm ヒノキ -
「なわの記録 Ⅱ/Re-cord Ⅱ」
2007年 h29.0cm ヘクソカズラ、絹(紅) -
「束の間 Ⅱ/Bound to Continue Ⅱ」
2007年 h20.0cm エノキ、ケヤキ、アケビ
-
「空間を捩る Ⅰ/Twisted Space Ⅰ」
2007年 h23.0cm ヘクソカズラ -
「束の束 Ⅱ/Bundles Ⅱ」
2025年 h13.5cm ムクエノキ -
「立体的曲折<60° Ⅲ/Turn for the Depth<60° Ⅲ」
2025年 h21.0cm オカメザサ、麻、膠、木炭
以後、マスダスタジオ(東京)、三春堂(東京)、マロニエ(京都)、ギャラリー千疋屋(東京)、ギャラリいそがや(東京)、現代陶芸「寛土里」(東京)、中長小西(東京)、t-gallery(東京)、ギャラリー日日(東京・京都)、ブラウングロッタギャラリー(コネチカット州)など個展多数
「世界を編む」展(横浜美術館)
「現代の座標:現代工芸の11の思考」(東京国立近代美術館)
「陶の空間草木の空間、川崎毅と関島寿子」(菊池寛実記念 智美術館)
自著『バスケタリーの定式』平凡社より改訂新版刊行
パブリックコレクション
東京国立近代美術館、和歌山県立近代美術館、横浜美術館、菊池寛実記念 智美術館(東京)、ヴィクトリア&アルバート博物館(イギリス)、ヒューストン美術館(アメリカ、テキサス州)、ラシンヌ美術館(アメリカ、ウィスコンシン州)、エリー美術館(アメリカ、ペンシルヴァニア州)、ロングビーチ美術館(アメリカ、カリフォルニア)、西オーストラリア美術館(バース)、アーカンサスアートセンター(アメリカ、アーカンサス州)、ロングハウス・リザーヴ財団(ニューヨーク州)、ハワイ州立文化芸術財団(アメリカ)、ロイド・コッツェン・コレクション、他
展覧会概要
- 会期
-
2026年11月14日(土)~2027年3月22日(月・休)
前期:11月14日(土)~1月11日(月・祝)
後期:1月19日(火)~3月22日(月・休)
*会期を前期・後期に分け、展示替えを行います。 - 休館日
- 月曜日(ただし11月23日、2027年1月11日、3月22日は開館)、11月24日(火)、年末年始(12月28日~1月1日)、展示替期間(1月12日~18日)
- 開館時間
- 11:00~18:00 ※入館は17:30まで
- 観覧料
- 一般1,500円/大学生1,000円/高校生以下無料
- ぐるっとパス
- ぐるっとパス参加館(パスの掲示で無料入場)

- 主催
- 公益財団法人菊池美術財団、日本経済新聞社
- 協賛
- 株式会社南悠商社、京葉ガス株式会社






