2023年度は以下の3つの展覧会を開催いたします。
ご来館にあたりましては、
当館の感染防止対策を
ご確認の上、ご協力をお願い申し上げます。
皆様のご来館をお待ち申し上げます。(2023年3月)
河本五郎-反骨の陶芸
2023年4月22日(土)~
8月20日(日)
Kawamoto Goro
22 April - 20 August,2023
河本五郎(1919~1986)は1000年余り続く陶磁器生産地である愛知県瀬戸市を拠点に、既存の技術や価値観を客観的に捉える論理的な思考で、陶磁器の伝統や歴史に対峙しました。その制作は大きくは前半の陶器と後半の磁器に分かれ、陶器の制作では土の粗い表情や、裂け目、歪み、ひずみを生かして計算し、土の素材感や物質感をダイレクトに造形化する制作を確立しました。そして磁器に移行すると瀬戸の染付と中国陶磁への考察をもとに、現代に必然のある制作を求め、独自の染付や色絵に取り組んだのです。
本展は、東京で開催する没後初めての回顧展となります。陶磁器を表現素材と捉え、その創作に真摯に向き合った初期から晩年までの70余点で河本五郎の陶芸をご覧ください。
「赤絵の壺」1971年(撮影:渞忠之)
展覧会概要
- 会期
- 2023年4月22日(土)~ 8月20日(日)
- 休館日
- 月曜日(ただし7月17日は開館)、7月18日(火)
- 開館時間
- 11:00~18:00 ※入館は17:30まで
- 観覧料
- 一般1100円、大学生800円、小・中・高生500円
※未就学児は無料
※障害者手帳ご提示の方(介護者の必要な方は1名迄)は通常観覧料の半額となります。
※リピート割引:会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示で300円割引いたします。
(他の割引と併用はできません。) - ぐるっとパス
- ぐるっとパス参加館
- 主催
- 公益財団法人 菊池美術財団、日本経済新聞社
菊池ビエンナーレ第10回記念
ノミネート展
2023年9月30日(土)~
11月26日(日)
The 10th Anniversary of Kikuchi Biennale
30 September - 26 November,2023
2004年度から隔年開催している陶芸の公募展「菊池ビエンナーレ」が、本年度に第10回を迎える記念として、当館が本公募展を通してご紹介してきた作家の方々にご出品を依頼し、ノミネート展を開催します。
公募展には若手の登竜門という役割がありますが、方法論が確立される前の模索の中から生まれる作品は、経験を重ねた作家の集大成ともいえる完成度の高い制作や新機軸を打ち出そうという意欲的な作品の中で、新鮮で強い存在感を放ちます。本公募展ではそれらを共に展示することで、陶芸界の地図に新しい風を吹き込み、陶芸の現在を探ってきました。
本展では、そのような制作の初期段階から本公募展で入選、受賞を重ねてきた1970年代から80年代半ば生まれ、年齢としては40代から30代半ばを中心とした20名以上の作家の方々にご出品いただきます。現在では国内外を問わず作品を発表し、今後の陶芸界を牽引することを期待される作家たちです。
「菊池ビエンナーレ」創設から20年を経て、大きく育った制作と共に、当館が所蔵する第1回から9回までの大賞作品を同時公開し、これまでの歩みをご覧いただきます。
展覧会概要
- 会期
- 2023年9月30日(土)~ 11月26日(日)
- 休館日
- 月曜日(ただし10月9日は開館)、10月10日(火)
- 開館時間
- 11:00~18:00 ※入館は17:30まで
- 観覧料
- 一般1100円、大学生800円、小・中・高生500円
※未就学児は無料
※障害者手帳ご提示の方(介護者の必要な方は1名迄)は通常観覧料の半額となります。
※リピート割引:会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示で300円割引いたします。
(他の割引と併用はできません。) - ぐるっとパス
- ぐるっとパス参加館
- 主催
- 公益財団法人 菊池美術財団、日本経済新聞社
第10回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の今
2023年12月16日(土)~
2024年3月17日(日)
The 10th Kikuchi Biennale
16 December - 17 March , 2024
菊池ビエンナーレは、現代陶芸の振興を目的に2004年度から隔年で開催している公募展で、この度、第10回を迎えます。当館は開館以来、現代陶芸の紹介を主として活動を展開しており、菊池ビエンナーレはその主軸となる事業です。今回は本年7月締切りで作品を募り、当館が委嘱した審査員により、第一次画像審査・第二次作品審査を経て大賞1点、優秀賞1点、奨励賞3点、入選を選定し、入賞・入選作を一堂に展示いたします。制作者の創意と技術が結実した多彩な作品を通し、現代陶芸の「今」をご高覧ください。
【第9回大賞】
猪倉髙志「線を解き放つ」2021年
(撮影:尾見重治、大塚敏幸)
展覧会概要
- 会期
- 2023年12月16日(土)~ 2024年3月17日(日)
- 休館日
- 月曜日(ただし1月8日、2月12日は開館)、1月9日(火)、2月13日(火)、年末年始(12月28日~1月1日)
- 開館時間
- 11:00~18:00 ※入館は17:30まで
- 観覧料
- 一般1100円、大学生800円、小・中・高生500円
※未就学児は無料
※障害者手帳ご提示の方(介護者の必要な方は1名迄)は通常観覧料の半額となります。
※リピート割引:会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示で300円割引いたします。
(他の割引と併用はできません。) - ぐるっとパス
- ぐるっとパス参加館
- 主催
- 公益財団法人 菊池美術財団、日本経済新聞社